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4.Windows 98、98SEのインストール (2015.2.8) Windows 98や98SEは、既に15年以上前の古いOSです。今となっては両者を使用する機会は少ないのですが、古い周辺機器やソフトウェアをどうしても使用しなければならない事情があったり、現在のWindowsの原点に浸りたいという方もおられると思います。軽くてシンプルなOSなので使い勝手も良く、当時のソフトと組み合わせればまだまだ実用的な使い方もできます。しかし、リカバリメディアも失われている場合が多く、現在のOSに比べてインストールが面倒なため、HDDが壊れたりするとそのまま廃棄されるケースも多いと思います。そこで、これらのOSを簡単に新規にインストールする方法をご紹介しましょう。Windows 95も基本的には同じ方法が使えますが、OSが十分にこなれていないため使用上の制約も多く、全体的に扱いにくい印象があります。また、Windows 95の時代のコンピューターでも大抵はWindows 98や98SEが動作するので、どうせ環境を整えるならこちらの方が良いと思います。なお、Windows 98は周辺機器のドライバを組み込む際のトラブルが多いため、できればWindows 98SEをお勧めします。 当時のパソコンはCDドライブを認識させるだけでもドライバが必要になるなど、リカバリメディアが無い場合はOSのインストール自体が大変です。ましてやノートタイプ等はCDドライブすら付いていない場合も多く、余計に作業がややこしくなります。もしまだ動作が健在なら、将来に備えて起動用FDを作成し、固有のドライバがあれば用意しておきましょう。解説ではパソコンのHDDを換装する等して、新たにOSをセットアップする形を想定しますが、現在のOSをクリーンな状態で再インストールする場合にも適用できます。 概略の手順として、あらかじめ他のパソコン(以後マスターPCと呼ぶ)でOSをコピーしたHDDを用意し、FDDで起動した上でインストールする方法をとることにします。この方法の場合、起動用FDが必要になるのであらかじめ作成しておきます。動作している古いマスターPC(再インストール予定のPCでも良い)があれば作成は簡単です。マスターPCのFDDに空のFDを入れて下記の操作を行います(FDDが無い場合は後述)。 ●Widows 98~Meの場合 ●Windows XPの場合 起動用FDの用意ができたら、実際にインストールするHDDをマスターPCにつなぎます。デスクトップならマザーボードに直接接続しても良いし、USB-IDE変換アダプタを利用しても良いです。最初にフォーマットを行いますが、Windows 98や98SEはNTFSでは無くFAT32でフォーマットしなければならないので注意して下さい。また、使用できるHDDの上限は137GBまでとなります。32GBを超える領域は不具合が発生する可能性があるので、念のため32GB以下のパーティーションで分割するようにして下さい。 マスターPCのCDドライブにWindows 98(98SE)のOSインストールディスクをセットします。ディスクの中身を見てみると、win98と言うフォルダがあるので丸ごとHDDにコピーして下さい。これが直接起動するOSになるわけでは無いので、コピーするフォルダは別のパーティーションであっても良いし、適当にリネームしてしまっても構いません。後で何のフォルダかわかるようにしておきましょう。ついでにOSをインストールするパソコン独自のドライバも、どこかにコピーしておくと後の作業が楽になります。メーカーのサイト等からドライバをダウンロードしてHDDにコピーし、driver等と名前を付けたフォルダを作って中に入れておけば良いと思います。 コピーが終わったらHDDを取り外し、インストールしたいPCに取り付けます。そのPCにFDDが付いていれば先に用意した起動用FDを入れてFDから起動します。この時、Biosで1番目の起動順序をFDDに指定していない場合は、一度Biosに入って設定を変更して下さい。起動FDでパソコンが起動したら、OSをコピーしたHDDのフォルダを開きます。今回の例ではCドライブ(他のドライブならそのドライブを指定)のwin98フォルダ内にコピーしてあるので、次のようにコマンドラインで操作します。 > c: これでOSのインストーラが起動し、Windowsのインストールが始まります。後は通常のインストールと同様に作業を行えば良いのですが、Windowsのインストール中にプロダクトキーを入力するのが面倒であれば、あらかじめメモ帳でMSBATCH.INFというファイルを作っておき、OSをコピーしたフォルダ内に入れておけば良いのです。MSBATCH.INFの中身は下記の通りで、メモ帳でも作ることができます。ダブルコーテーションで囲まれた中には実際のキーを記入して下さい。 [setup] 保存した後に拡張子を.txtから.infに変更するのを忘れないようにします。なお、ノートパソコン等でFDDが付いていない場合は、USB接続のFDDをあらかじめ接続しておきます。ただし、汎用のものでは使用できない場合もあるので、その時はメーカー指定のFDDを用意して下さい。中古なら今でもオークション等で入手できるので、念のため手元に置いておきたいところです。 <補足> http://www.technical-assistance.co.uk/kb/usbmsd98.php このページの中央辺りにダウンロードリンクがあります。ドライバはWindows 98用と98SE用があるので間違えないようにして下さい。リンクをクリックするとダウンロードページが表示されます。その中のJapaneseのファイルをダウンロードすれば良いのです。選択を誤ると日本語のOSでは重大な障害が発生する可能性があるようなので、特に注意して下さい。私の経験では今まで使えなかったメモリーは無い(各社の256MB~16GB)ので、汎用性はすこぶる高いと思われます。USBメモリーが使えると大変便利で、特にノートパソコンで威力を発揮します。当時も薄くて軽いノートはたくさんあり、これに無線LANを組み合わせれば、今でも十分通用する「使えるパソコン」が出来上がります。古いからと侮るなかれ! 書き忘れましたが、新しいUSBメモリーを差すとドライバの組み込みダイアログが現れます。この時、ドライバの保存場所はCドライブ(デフォルト)のwindowsフォルダを指定するようにして下さい。場合によってはその下のsystem32フォルダを指定する必要があるかもしれません。これは最初だけなので、次からは自動認識されるので大丈夫です。
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