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3.梱包の基本 (2015.2.6) コンピューターや電化製品を荷物で送ろうとすれば、安全に輸送できるだけの厳重な梱包が欠かせません。新品で商品を購入すると緩衝材を使って過剰とも思える保護がされているのは、輸送中の衝撃や落下にも耐えうる梱包が求められるからです。メーカーでは実際に衝撃試験等を行って一定レベル以上の安全を確認しています。 我々個人が中古商品等を発送する場合、元々の梱包箱が緩衝材も含めて残っていれば良いのですが、既に処分してしまっていることもしばしばあります。新たに梱包しようとすれば、色々考慮しなくてはならない点があるので、それを下記に列挙してみます。 ●中身が壊れないよう安全に輸送するため、衝撃に対して十分効果のある緩衝材を利用する。 ざっとこんなところですが、私の経験ではなかなかこれらの点を守れない人が多いようです。合格点を出せるのは10人中3人くらいでしょうか。素人の梱包ならある程度やむをえませんが、中には会社(ショップ等)でありながら、酷く粗雑な梱包で送りつけるものもいます。最悪なのは緩衝材も何も無く、スカスカの箱にそのまま本体を入れてくるケースです。また、緩衝材代わりに新聞紙や雑誌をそのままの形で無造作に詰め込んでいるケースもあります。このような場合は、必然的に故障したり破損したりして届く確率が高くなります。しかも新聞紙等は重量があり、届いた後はただのゴミ(一応資源ではありますが)なので、できるだけ少なくするのが望ましいはずです。特に重量が送料に関わる場合は尚更です。以前に中身(商品)と変わらないような重量や容積で、大量の新聞紙や週刊誌がそのまま放り込まれていたことがあり、温厚な私でも激怒したことがあります(あきれたことに相手は会社でした)。 本サイトをご覧頂いている皆さんには、このような非常識な人はいないと思いますが、もしも思い当たる節があれば以下に記す梱包の基本を守って、相手に気持ち良く荷物を受け取ってもらえるようにして下さい。 <安全で効率が良い梱包の仕方> ●緩衝材
最初に丸めた新聞紙を箱の底に敷き詰めます。1段でも普通は大丈夫だと思いますが、重量物や精密機器は2段かそれ以上にした方が良い場合もあります。新聞紙による緩衝材を敷き詰めたら、その上にビニール等でくるんだ荷物本体を置きます。その後、周囲に底に入れたものと同じ丸めた新聞紙を詰めていきます。隙間が少ない場合は荷物本体を箱の端に寄せて、空いている部分に新聞紙を詰めても良いと思います。隙間が狭くて丸めたものが入らないようなら、今度は筒状に新聞紙を丸めて詰めます。大抵は上にある程度の隙間ができるので、丸めた新聞紙を底に敷いたように置くか、エアクッション等を重ねて隙間を埋めます。これであらゆる方向からの衝撃に耐えられる梱包が完成するはずです。
箱を閉じる際のテープは、できれば厚手のビニールタイプが望ましいと思います。紙テープだとはがす時にうまくはがれないことが多く、テープ表面がツルツルしているために、再利用の際に粘着テープがうまく接着しない等の欠点があります。テープはフタの重ね目となる中央部分を端から端へ渡して止め、その後に補強を兼ねて端部分を閉じる形でテープを止めます。
なお、荷物本体が複数に分かれていたり、複雑な形状をしている場合は、詰め方にも配慮する必要があります。前者は重くて頑丈なものをなるべく下に置き、軽くてもろいものを上に置くようにします。余計な隙間ができないように配置も工夫して下さい。もちろん隙間ができたら丸めた新聞紙等を詰めて中身が動かないようにします。後者は特定の箇所に力がかかり過ぎないよう注意して下さい。とにかく緩衝材を効果的に使って、中身を確実に保護するよう努めることです。また、突起物があるような荷物は、突起が下にならないように注意しましょう。無用な力がかかって破損するのを避けるための重要なポイントです。 輸送時には宅配業者も慎重に扱うはずですが、不慮の事故等で衝撃が加わる可能性もあります。そのためにもあまり梱包箱はギリギリのサイズを使わない方が良いでしょう。できればサイズ区切りの上限に近いものを心がけて下さい。箱が大き過ぎてサイズを詰める場合は、内側にカッターで切込みを入れて折り込むようにします。あまり深く切り込むと破れてしまうので、厚みの半分程度にとどめるよう注意して下さい。まっすぐに切り込みを入れるのは難しいので、定規等をガイドにすると良いと思います。いびつな形になると見苦しいし、箱を詰めてしまうと再利用もしにくくなるので、送料との兼ね合いでケースバイケースの対応をすべきです。
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