2.Windows Vistaの速度低下を抑止する (2015.2.4)

Windows XPが八方美人の優等生だとすれば、Vistaは大食いで鈍重な劣等性です。動作するのに大量のメモリーを必要とし、起動は遅いし動作も遅く、各種設定もわかりにくくて操作も煩雑です。何もしていないのにHDDに頻繁にアクセスして気になるし、何かしようとするとすぐにユーザーが行った操作か確認を求めてきて、うっとうしいことこの上ありません。ウインドウが半透明になったとか、新しくフォルダを作ると自動的に中身が開くとか、たいして必要の無い機能がてんこもりです。こんなクソOSに高い金を払うなど全くばかげています。しかし、XPがサポート終了になった以上、セキュリティの観点からは導入が必須となります。安全にインターネットに接続するには、Vista以上を使わざるをえないのが現実なのです。Windows 7はそこそこ出来が良いのでアップグレードも選択肢ですが、たいして違わない機能のために出費するのも腹立たしいものです。

とにかく嫌々ながらもVistaを少しでも快適に使おうと言うのが今回のテーマです。それにはハードウェアの強化とOSの設定変更で対処することになります。出費を抑えたいのであればOSの設定変更でもかなり効果があるので、まずはそちらを試してみて欲しいと思います。

<OSの設定変更>
Vistaは新しく追加された便利な機能(余計なお世話とも言えますが)を素早く実行するために、常にインデックスを作る等の作業をバックグラウンドで行っています。HDDに頻繁にアクセスするのはそのためです。バックグラウンド処理の中にはWindowsのアップデートや各種常駐ソフトによる作業も含まれます。とにかくVistaはバックグラウンドでの処理が多過ぎて、しかもアプリケーションの動作よりも優先して処理が行われることが多いようで、突然マウスカーソルが反応しなくなったり、キー入力が反映されない等の現象が頻繁に起こります。だから非力なパソコンでは、まともに作業もできないような状況にしばしば陥ることになるのです。これらを回避するには、必ずしも必要で無い下記のOSのバックグラウンド処理を無効化する必要があります。

●Windows Aero(エアロ)を無効に設定
●Super FetchとWindows Searchを無効に設定

Windows Aeroを無効化するには、デスクトップ上で右クリックし、メニューの中から「個人設定」を選択します。開いたウインドウの中から「ウインドウの色とデザイン」をクリックし、デザインの設定ウインドウが開いたら「Windows Vista ベーシック」を選択します。

Super Fetchを無効化するには、コントロールパネルの「管理ツール」を開き、その中の「サービス」の項目をダブルクリックします。開いたウインドウの中から「Super Fetch」を探し、その項目を右クリックして「プロパティ」を選択します。スタートアップの種類と書かれた横の選択肢の中から「無効」を選んでOKボタンを押せば良いのです。Windows Searchも同様の方法で設定を変更します。

他にWIndows Updateも検討の余地があります。これをデフォルトの自動(遅延)ではなく、手動に変更するのです。セキュリティ上のリスクが高まりますが、起動時の速度低下を抑止できるので、作業優先を考えるなら効果的です。ただし、時間の余裕がある時になるべく短い間隔で手動アップデートを実行するようにして下さい。

<ハードウェアの強化>
Vistaをまともに(実用以前の問題ですが)動かすには十分なメモリー容量が必要です。経験的に見ても2GBは最低限必要なので、これを下回っていたらすぐに容量をアップしましょう。今は価格もこなれているので、何をさておいても実施すべきです。可能であれば4GB以上(ただし、32bitのOSの場合は使えるのが約3GB程度なので3~4GB)の搭載をお勧めします。アクセス速度も速いのに越したことは無いので、マザーボードがサポートする上限のものを採用したいところです。次にHDDの高速化です。Vistaは頻繁にHDDにアクセスするため、出来る限り速いHDDを搭載すべきです。つまり、容量よりも速度を重視すべきなのです。SSDに交換すれば一層効果があるでしょう。余力があれば、グラフィックカードを追加する等して描画性能も向上したいところです。高性能なグラフィックカードを搭載すると、Vistaの目玉機能であるAero(上記でオフにした機能)を使った方が、CPUへの負担が減るため速度アップにつながる可能性があります。ケースバイケースで設定を変更して下さい。




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