15.GPIO使用準備 (2015.2.24-2020.2.25)

テキストでは第4章の「電子工作にチャレンジ!」に入ります。ようやく実際に外部に接続したものを制御する段階に来ました。Raspberry Piを始めたのは、まさにこれから行おうとする実験の延長にあります。最初から難しいことを始めても挫折するだけなので、簡単なLED点灯を通して基礎的なことを学びます。電気の基本はテキストに任せ、いきなりGPIOと呼ばれる汎用入出力を使用するところから始めましょう。

*以下の説明はPython 2を使用する場合で、Python 3(Thonny Python IDE)ではGPIOに関する前準備は特に必要無いので、本項は飛ばして構いません。
環境はより便利な方向に改善が続けられています。テキスト自体も改訂版が出ているので、できればそちらに移行した方が良いと思います。このコーナーも適宜改訂するつもりですが、更新されない場合もありますので、複数の情報源を参考に学習を進めて下さい。

<Python 2の場合>
GPIOを使ったプログラムを実行するためには管理者権限が必要で、更にPythonを対応するように起動しなくてはなりません。そのためにLXTerminalを開いて次のコマンドを実行します。

sudo idle

しかし、これだと実験の度に入力しなければならないので面倒です。そこでマウス操作で簡単に起動できるように準備します。方法は次の通りです。なお、実験段階ではテキストに合わせるため全てPython 2を使用します。

1.Python 2のアイコンをデスクトップ上に作成する。
2.そのアイコンを右クリックしてText Editorを選択する。
3.設定ファイルが開いたら下記の項目を変更する。
 2行目:Name=Python 2 GPIO
 5行目:Exec=sudo /user/bin/idle
4.名前を付けて保存する。(例:Python2_GPIO)

次からはアイコンをダブルクリックするだけで、GPIOを使える状態でPython 2のIDEが起動します。

<補足>
テキストについて、追加情報が発表されました。重要な内容のため下記(著者のコメントより)を参照して下さい。


Raspberry Pi 2の発売によりRaspbianがバージョンアップしたため、書籍で紹介している設定方法では一部のプログラムが動作しなくなりました。新Raspbianに対応した設定方法は以下の通りです。

※従来のRaspberry Pi本体をお使いでも、OSを最新のRaspbianにバージョンアップした場合は、下記対応が必要になります。

◎対象Raspbianバージョン
Raspbianのリリース日が2015-01-31以降、もしくはカーネルのバージョンが3.18.x以降のものが対象になります。
カーネルのバージョンは以下のコマンドで確認できます。

uname -a

◎SPIの設定方法(「4.6 ICをつなげる①(309ページ)」)
以下の設定を追加してください。
・/boot/config.txtファイルの最後にdtparam=spi=onを追加する
・rebootする

◎I2Cの設定方法(「4.7 ICをつなげる②(326ページ)」)
以下の設定を追加してください。
・/boot/config.txtファイルの最後にdtparam=i2c_arm=onを追加する
・rebootする

◎RPIOライブラリ
RPIOライブラリは現時点(2015.2.20)でRaspberry Pi 2に対応していないため、「4.4 モーターを回す(282ページ)」のサーボモーターのプログラムは動作しません。RPIOライブラリが Raspberry Pi 2に対応するまでお待ちください。