7.Buffalo WZR2-G300N (2015.10)

アンテナを3本にして通信性能を高めた無線LANルーター。

入手先:中古ショップ
価格:540円(税込)
付属品:ACアダプタ

我家は母屋に隣接した事務所に光回線に接続したルーターを設置しています。しかし、ルーター内臓の無線LANを使うと、万一ルーター自体が壊れた時に内部のLANにまで影響が及ぶ恐れがあります。そこで、いざという時の故障に備えて、無線LAN親機はこのLAN上に別途設置しています。また、ずいぶん前から母屋の1階でも無線LANが使えるように、無線LAN中継機を母屋1階に設置してあります。最近、母屋の2階でもPCを使えるようにし、寝床でもタブレットを使いたいという欲求から、更に2階にも中継機器を設置することにしました。実は1階の中継器からでも電波は届くので、無くてもとりあえずはWi-Fiを使えるのですが、電波レベルが多少不安定になることもあって常時安心して使うにはやや難があったのです。

今度の中継器はさほど重要では無いので、新品を買うほどのことではないと考えていたところ、たまたまジャンク品に使えそうなものがあったので購入してみました。なかなか外観程度も良く、写真のようにアンテナが3本も付いていて、いかにも良くつながりそうに見えます。ジャンク品は早い者勝ちなので思い立ったが吉日(はたまた厄日か?)、目に付いたらすぐに確保してしまいます。リスクは伴いますが、のんびり調査してから買うゆとりはありません。ところが、これが後に大きな問題になることは、この時は知る由もありませんでした。余談ですが、最近はジャンク屋にも強者が出没し、スマホでネットから情報を得ながら買いあさっているのを見かけます。たぶん転売目的で、価格を調査しながら仕入れているのでしょう。

本機に関しては、型名から無線LANで最大300Mbpsの速度が出るルーター程度の知識しか持ち合わせていません。最近この手の機器は、ピアノブラックと言う表面がつやのある黒のものが多くなっています。他でも書きましたが、安っぽい処理の上に触れば指紋がべたべた付くし、すぐに傷が付くとんでもない代物です。その点、本機は昔ながらのシボが入った業務機器っぽいもので、個人的には好感が持てます。

家に帰って早速電源を入れてみたところ、各種LEDが点灯して最後にDiagが赤から消灯したため、とりあえず機器の自己診断はパスしているようで安心しました。まあ、簡単に壊れる機器でも無いし、店でもこうした単体で入手したものはチェックが面倒なだけなので(一式揃って完動品でも今ならせいぜい売価は2,000円程度)、未チェックのままジャンク扱いにしていることが多いのです。しかし、以前(無線機器の初期の頃)に中に入っていた無線LANカードが抜かれていたケースもあり、やはり通電するまでは不安が付きまといます。

そうしたこともあって、ネットで本機に関する情報を収集したところ、どうにもこの機種の評価は思わしくないようです。LANが途中で途切れる事例がたくさん報告されています。もっとも正常動作していればネットに書き込まれることも少ないので、必ずしも欠陥品とは言えないと思います。どうやら最新のファームウェアでは安定化しているようですし、設定を行って有線/無線LANにも特に障害は無いようで、とりあえず動作品であることは確認できました。通信の安定度等は追々確認できるだろうと思います。

しかし、ここで大きな問題が発覚!!

なんと、この製品には中継を行う機能が無いことが判明したのです。私の勝手な思い込みでしたが、300Mbpsを超える時代の製品は、全て中継機能を持っていると勝手に思い込んでいたのです。実はそうではない上に、Buffalo製のAirstationに搭載されている中継機能はいくつか種類があったのです。古い中継機能であるリピーターは、セキュリティ設定等で制限がありましたが、最新の中継機能には大きな制限も無く、しかも他社製品の中継もできるようになっているようです。

それにしてもAOSSでベースとなる親機に接続しようとしてSECURITY LEDが点滅しっぱなしになり、おかしいと思ってネットで情報収集して初めてわかったことです。何たる不覚・・・。色々調べてもダメ以外の情報は無く、もくろみは外れてあえなく撃沈となりました。仕方無いので有線LANに本機をつないでおいて、メインが壊れた時の予備用に待機させておくとします。ともあれ、メーカーはあまりに多くの機種を出し過ぎで、混乱を生む原因はそこに尽きます。無線LAN機器はインフラなので、ころころ仕様を変えて新機種を投入せず、ソフトウェア上で様々な用途に切り替えて使えるような方法を取るべきです。多く売ることばかり考えず、消費者の利便性を最優先に考えて欲しいものです。

因みに地味ながら、NEC製の無線LAN機器が最も優秀らしく、その分多少価格は高めの設定です。Buffalo製は価格も安く大量に出回っているので情報には事欠きませんが、どうも当たり外れが多いらしいのです。実際に何回か故障した経験もあり、あまり信頼性は高く無いように思えます。それでも製品は大抵スタイリッシュだし、ずっと使用してきたメーカーでもあるので、個人的には選択肢の最有力候補なのです。

<補足>
その後、本機の電波レベル(ソフトウェア上のゲージ)を確認したところ、思ったほど高く無いことが判明しました。より新しいアンテナ2本または内蔵のAirstationの方が高いレベルを示しています。どうやらアンテナ3本は見掛け倒しで、さほど実力を発揮していないようです。ソフトウェアも安定するまでずいぶん時間がかかったようだし、本機の設計は元々期待通りではなかったのかもしれません(つまり失敗作?)。世間の評判はあながちズレているわけでも無さそうです。




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