32.自作PC<GA-880GM-D2H> (2019.4.7)

Dignos(Micro-ATXケース)にGA-880GM-D2Hを組み込んだ自作PC。

今回のPCもAMD系のマザーボードを組み込みます。GA-880GM-D2Hというマザーで、AMDのAM3/AM3+スロット対応CPUを搭載できます。前作のマザーの廉価版といった感じのもので、メモリースロットが2基になりUSB3.0もありませんが、同じチップセットなので他の仕様もほぼ同様だと思います。CPUも同じ(こちらは純粋なPhenom II X4 955BE)ことから、性能も同程度に収まるのではないかと予想しています。なお、最近のUSB端子はスマホ等の充電も出来るように、より大電流を供給できるようになっているようです。2.0では本来は最大500mAですが、本機の場合は3倍の1500mAも供給できます。以前ならUSB外付けHDDを接続すると電流不足で動作しないケースもありましたが、これなら大丈夫でしょう。

ケースはドスパラが販売していたDiginossというPCの抜け殻で、丁度新品同様のケースが入手できました。元々搭載されていたマザー等はもっとハイスペックだったため、所有者が更に冷却性能に優れた他のケースに移し変えたようです。オマケに付けてくれた400Wの電源では非力なので、500Wのものに付け替えました。ただし、この程度の容量ではあまり電力消費の大きいグラフィックボードは搭載できません。比較的新しいミドルクラスのモデルで省エネ型を選択しました。DVDドライブはそのまま流用します。最近はブルーレイドライブを付けることも多いのですが、実際にブルーレイを使う機会はほとんど無いし、いざとなればUSBの外付けタイプを使えば良いのでこれで十分です。

このケースは以前からシンプルで良いと思って狙っていたもので、実際手にしてみると予想よりも小型でしっかりした作りでした。ただ、カバーの板金に関しては、成型の関係かやや強度不足の感じもあり、単独ではへなへなとしなるのが気になります。フロントパネルのデザインを除いて、全体的なレイアウトは昔から自作系PCでよく見かけるタイプなので、どこか大手のケースメーカーのOEMなのでしょう。内部は従来のオーソドックスな配置で電源は上部に、後部に大型の冷却ファンが1基、前部のドライブベイには上から5インチベイが2基、3.5インチベイが2基、その下に3.5インチシャドウベイ(ドライブ2基分のユニット)が付いています。このユニットは着脱可能なためメンテナンス性は良好です。ただしドライブは全てビス止めなので、ワンタッチで固定できる仕組みになっていると良かったと思います。割合コンパクトな割りに標準的な拡張性を備えている点に好感が持てます。更に底面には2.5インチのドライブ1基が取り付けられるようになっていて、昨今のSSD搭載を考慮した設計です。欲を言えばうまくレイアウトすれば2基取り付けられそうなので、もう一工夫欲しかったところです。

それでは今回組んだPCの部品概要です。
マザーボード:GA-880GM-D2H(GIGABYTE)
CPU:Phenom II X4 955(AMD) *3.2→3.4GHzにO.C.
RAM:8GB<PC3-10600 4GB×2枚>
光学ドライブ:DVDスーパーマルチ
SSD(システム用):128GB(Micron)
HDD(データ用):500GB+500GB(RAID0)
グラフィックボード:HD7850(SAPPHIRE)
USB3.0ボード:外部2ポート、内部2ポート(変換名人)
USB2.0ボード:外部4ポート
電源:HEC-500TE-2WX(HEC)

OSはWindows7 Pro(64bit)のためメモリーを8GB実装し、多目的に使えるようにグラフィックボードを追加して性能向上を図っています。更にフロントにメモリーカードリーダーを、リアのUSBポートに無線LAN、Bluetoothの各アダプタを追加して機能を強化しました。レスポンスを落とさないようシステム用にSSDを、データ用もアクセスの高速化のためHDD2基をRAID0で構成しています。最近組んでいるPCは高性能化のため同じような手法をとっています。これらによってベンチマークも20万以上を目指しました。

●内部
ケース内の構造は比較的シンプルです。3.5インチベイはマウンタを着脱式にすることでメンテナンス性が向上しています。拡張スロット部を避ける形でスペースを有効利用しており、結果的に小型化にも成功しています。拡張スロット部はフロントパネル位置まで開放されているので、どんなに長いグラフィックボードでも搭載できそうです。

今回はフロントの5インチベイ上段にはDVDスーパーマルチ、下段は空き、3.5インチベイの上段にはメモリーカードリーダー、下段は空きの構成としました。その下のシャドウベイにはRAIDを組んだHDDを2基搭載します。HDDの単体での読み書き速度が結構速いので、RAID構成の速度もかなり良い値を出しています。

フロント部の下の方にも吸気用のファンを1基付けられるようになっています。高性能グラフィックボードを付けるなら、冷却のためにファンを追加すべきですが、今回はさほど電力を消費しないため無くても大丈夫でしょう。

比較的新しいPCケースだけあり、フロントパネルにはUSB3.0ポートを標準で搭載しています。そのため、拡張スロットには内部×2のコネクタを備えた拡張ボードを追加しました。元々マザーにUSB3.0ポートが無いので、追加は必須だとも言えます。


●前後パネル
フロントパネルは角ばったデザインですっきりまとまっています。Diginnosのロゴが引き締まった印象を与えてくれます。フロントにもUSB3.0ポートを2基備えているので、使い勝手も良いと思います。
●ベンチマーク
前作と大体同じスペックなので、ベンチマークも同程度になると考えていましたが、ほぼ予想通りの結果です。ベンチマークは目標をクリアしているので、十分な実用性を備えていると思います。ただ1点気になるのは、D2D(2Dグラフィックス)の項目がかなり低い点です。その分OGL(3Dグラフィックス)の値が高いのですが、グラフィックチップの特性の違いでしょうか。前作はnVIDIA、今作はAMDの違いもあるので一概には比較てきませんが。3Dグラフィックス重視の用途向けには良さそうです。SSDの性能がこちらはやや低いので、全体的なパフォーマンスも少し劣る気がします。

多目的用途のPCとして、これまでの自作PCよりも省エネ型なので、普段稼動させるには丁度良いと思っています。予備PCとしてよく使うソフト類をセットアップし、待機させておくつもりです。




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