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30.自作PC<GA-MA78GM-US2H> (2019.2.11-2019.2.20)
今回から主に自作PCを中心に紹介していきたいと思います。既に売却や処分したものも多数ありますが、現在でも手元に50台程あることから、紹介を兼ねて整理のための再整備を行うつもりです。高性能なPCはコストも高くて普段の使用には無駄が多いし、逆に省エネ型のPCは安価でコンパクトでも性能面で劣るため、結局一般の人にとって中間的なもの(エントリー向け)が最も手頃なPCだと言えます。28、29で紹介したPCはかなりオーバースペックで、実際に使用しているのは3で紹介した小型PCだと述べました。私の場合は普段は文章の作成やネットでの検索、簡単なフォトレタッチ等の軽作業が中心なので、電力消費の大きい高性能CPUやグラフィックカード、大容量の記憶装置等は必要としません。普段から頻繁にハイスペックのゲームを楽しんだり、ビデオのエンコード等をこなしている人なら、高性能なPCが必須になることでしょう。その代償として大型化は避けられません。逆にネットサーフィン程度であれば、低スペックでもさほど不満を感じることはないはずです。むしろこのような用途が中心なら、机の片隅に置いておけるようなコンパクトPCかノートPCで十分だと思います。 自作PCの場合は目的に応じて自由なパーツの組み合わせで組めるメリットがあり、中古を利用すればコストも圧縮できます。また、途中でパーツを交換することで、用途や性能を自分でコントロールできます。マザーボードは各種OSをサポートしているのが普通なので、自由にOSを選択することもできます。必要なソフトだけをインストールしてシンプルで安定した環境を構築できるのも魅力で、メーカー製PCのように使いもしないソフトを山ほどインストールして、使い勝手を悪くする愚行に悩まされることもありません。 少々前置きが長くなりましたが、それでは今回のPCについて紹介しましょう。ケースはASUS製のVINTAGE-AH1です。元々はベアボーンだったものを、筐体だけを利用してスペックアップを図ります。2005年頃の販売ですから、古いだけあって結構頑丈に出来ており、しかも入手したのは未使用品でした。昨今では使用する機会がほとんど無くなったFDドライブですが、パネルデザイン上そのまま残します。マザーボードは組み込み待ちのGIGABYTE製GA-MA78GM-US2Hです。AMD製のCPUを採用する、ソケットAM2/AM2+/AM3対応のMicro-ATXです。この時代のAMD製CPUは、全般にintel製よりも性能が低くて消費電力も高いのですが、チップセットの関係でオンボードグラフィック性能が高く、コスト的にも有利であることが多いのです。クロックフリーでオーバークロックが簡単にできたり、機能制限されたL3キャッシュやCPUコアをオンにしてAthlonがPhenomになったり、デュアルコアがクアッドコアになったりする品種もあり、ややイレギュラーな方法で高性能化できる可能性もあってマニアには人気があります。今回はマルチコア性能を重視して、Phenom II×6 1035T(2.6Ghz、6コア)を搭載することにしました。マルチコアに特化したビデオのエンコード等で威力を発揮しますが、シングルコアで見ればクロックがあまり高くないため、一般用途でやや不利な場面があるかもしれません。それでも処理能力不足は限定的なものになると思います。CPUクーラーは余っていた大型の強力なものを取り付けました。せっかくなのでオーバークロックも試してみたいと思います。 メモリーはDDR2-800(PC2-6400)の2GB品を4枚、計8GB(上限スペックは16GB)を搭載します。メモリーコントローラーはDDR2-1200までサポートしますが、DDR2の高クロック・大容量品は入手困難なため、手持ちの一般的なものを流用します。光学ドライブはDVDスーパーマルチドライブを、3.5インチの空きスペースには2.5インチSSD(システム用)を搭載したUSB3.0ポート一体型ユニットを組み込みます。更にデータ用として3.5インチHDD2台をRAID0で構成しました。フロントパネルにUSB3.0端子が付くことから、対応する拡張カードをPCI-E(×1)スロットに追加します。本機のオンボードグラフィックは結構強力なのですが、Radeon HD5670が余っているのでこれをPCI-E(×16)スロット付けて更にグラフィック性能を強化します。
ここで今回組んだPCの全貌のおさらいです。通常の用途では十分過ぎる内容で、ハイスペックを要求するゲームマシン以外ならほぼ万能に使えるでしょう。 他にUSB無線LANドングルを付けています。無線LANが当たり前になった今、設置場所の自由度のために装備しておくと便利です。グラフィックボードはミドルクラスの下位に位置する製品ですが、普通の作業には十分な性能ですし、消費電力も控えめなので電源は400~500Wでも十分だったかもしれません。
今回のPC製作は、どちらかと言えば余ったパーツの有効利用の意味合いが強いものになりました。パーツに合わせてケースを選んだもので、性能的にも十分実用的な仕上がりになったと思います。
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