14.VESTA CONIGLIO PC (2015.6.10)

Windows95時代の超レトロな小型PC。

CONIGLIOとはイタリア語でウサギを意味するそうです。本機の上面にプリントされているウサギをモチーフにしたマークには、とても懐かしさを感じます。それと言うのも、私が1990年代初頭にMacにハマッていた頃、HDD等の周辺機器でCONIGLIOと言う名前はかなり有名だったからです。一貫性のある個性的なデザインが特長で、何よりもデザインを重視するMacにお似合いでした。

それから20年以上を経て、すっかり忘れていたこの名を目にした時には正直驚きました。Macでしか馴染みが無かったCONIGLIOに、Windows PCがあったのです。それが本機、CONIGLIO PCでした。発売は1998年後半で、搭載するのはWindows 95(後期)です。既にWindows 98が登場していたはずなので、微妙な時期での発売と言えます。しかも当時10万円を切る価格は、かなり安価な部類に入るのではないでしょうか。

それにしても今更Windows 95とは・・・

いくら懐かしいと言っても、この時代にWindows 95機は実用以前の代物だし、個人的興味の対象限界であるWindows 98機からも外れています。なぜ、そのようなレトロマシンに手を出したのかと言うと、なんとこれが新品だったからです。こんな古いPCが新品で残っているなど奇跡に近いし、小型で収納にもそれほど困らないことから、とりあえず確保してしまえとなったわけです。もちろんそのデザインや中身にも大いに興味がありました。ずっと梱包されたままだったせいか、パネルの白がまぶしく見えます。

そのようなわけで、今回は珍しいのただ1点で、とにかく本機を紹介したいと思います。さすがにネットでもほとんど情報が無く、私自身も知らないマシンだったので、当時としてもかなりマイナーなパソコンだったに違いありません。恐らく市場にも少数しか出回らなかったのではないでしょうか。発売元のVESTA社もCONIGLIOの名前も既に過去のものです。

●フロントパネル
白のパネルに黒のFDDとCDドライブが印象的な未来志向のデザインです。下部の両サイドにはステレオスピーカー、中央にはキーボード、USB、マウス端子があります。デスクトップにステレオスピーカーは珍しいですが、これもMac(iMac等)を意識したデザインの流れなのでしょう。

当時はキーボードもマウスも比較的高価なデバイスだったので、使いまわしが楽なように前面に端子を付けたと思われます。

本機のサイズはキューブタイプのミニパソコンと同じ位です。縦長の省スペース型よりも設置面積が広くなるものの、机上に置いてもさほど邪魔にはならないサイズで安定感もあります。

●リアパネル
当時としては、IDEよりも性能面で優位性のあったSCSI端子が搭載されています。これもMac用の周辺機器利用を意識してのものかもしれません。スキャナー等まだまだSCSI機器は豊富にあった時代です。拡張スロットが用意されていませんが、パラレルやシリアルといった一般的なインターフェースは装備しているので、特に困ることも無さそうです。

スタイリッシュなフロントパネルとは異なり、背面は計測機器のような感じで、少しアンバランスな印象を受けます。

●斜め上から見た本機
中央にロゴと機種名をプリントしています。4ヶ所の溝のようなものは、他の同社の周辺機器をスタックできるようになっているのでしょう。Windows機としては珍しく、上面にまで配慮したデザインです。
●付属品
キーボードやマウス、OSメディア等が付属します。キーボードの箱はAppleの標準キーボードの箱のようなデザインです。

内部も紹介しようと思いましたが、今回はケースを開けるのをやめました。このままコレクションとして保存するつもりですが、いずれ機会があれば内部も見てみたいところです。通電もしていないので、実のところ動作するかも定かでないのですが、希少過ぎて手を出せないでいます。

最後に簡単にスペックを紹介すると、CPUはintel MMX Pentium 233MHz、メモリは64MB、HDDは2GB、OSはWindows 95 OCR2を搭載します。さすがにWindows 95だけあって、これほど低スペックでも結構普通に動作するのでしょう。のんびりと当時のソフトを本機で動かしてみたいものです。




● HOME ●