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10.富士通 FMV-BIBLO NB18D/L (2015.2.16)
富士通はNEC同様に古参のコンピューターメーカーです。パソコンではずっと一貫してFMVシリーズを展開しています。その中で、本機は2003年発売なので、既に12年経過する十分レトロなノートパソコンです。今回かなり状態の良いものが入手できたので、パワーアップも兼ねて紹介したいと思います。OSはWindows XPなので、今後使用するならセキュリティに注意しなければなりません。使用環境は主にスタンドアロンか閉じたネットワークになるでしょう。 簡単に仕様を紹介すると、CPUにはインテルのMobile Celeron 1.8GHzを搭載し、メモリーは256MB、HDDは40GBを内蔵します。液晶は15インチ高輝度低反射TFTで、解像度XGAの表示ができます。FDD、DVDコンボドライブを搭載し、その他のI/Oも当時の標準的な装備と言えます。CD全盛の時代なので、手軽に音楽CD等を楽しめるよう、前面に操作ボタンやステレオスピーカーを備えています。また、DVDもかなり普及してきた頃なので、AV機能も充実しているようです。そのせいかSDメモリスロット等も備えています。やや大型で重量もあるので、ノートと言ってもデスクトップの代用的な使い方を主眼に置いているのでしょう。ただ、デザインも含めて個性的な印象に乏しく、もう少しアピールする点があると良かったと思います。NECもそうですが、どうも老舗のパソコンメーカーは、製品作りが保守的になるようです。その分品質等には力を入れているのですが、ユーザーとしてはやや面白みに欠けます。そういう意味では、ソニーやシャープのような家電メーカーのパソコンの方が、大胆かつユニークな製品が多いように感じます。 古いノートパソコンの最大の難点は、バッテリーの枯渇、CMOS保持電池の劣化です。これらは消耗品に属しますが、専用品のため現在では入手も困難です。CMOS保持電池に至っては、分解しないと交換すらできない場合がほとんどです。本機も入手時にはバッテリーはほぼ充電不能で、CMOS保持電池も機能を失っていました。幸いなことに若干はバッテリー残量があるので、給電しなくても短期間ならとりあえず時計が狂うことも無いのですが、機会があれば電池も交換したいところです。ただし、この機種の場合はマザーボードを取り出すほどバラバラにしなければならず、どうしても二の足を踏んでしまいます。いずれCPUを上位モデルのPentium 4に換装することがあれば、ついでに交換すれば良いと思ってはいるのですが・・・。 入手機は液晶の状態も良く、きれいで明るくムラの無い表示をしていたので、まだまだ活用できそうです。そこで最低限のパワーアップを図ることにします。まずメモリーですが、オンボード256MBに加えて512MBを増設し、最大容量の768MBにしました。メモリーの交換は比較的簡単です。電源ボタンの付いているパネルを左にスライドして外し、キーボードの上2個のビスを外して持ち上げれば、増設メモリースロットが見えます。次にHDDを5400回転の100GBに換装し、2分割のパーティーションとしました。HDDは底面のカバー(FDDと一体化しているので、ケーブルを切らないように注意)を外せば簡単にアクセスできます。OSはリカバリディスクで入れ直し、元のSP1からSP2にアップします。例によって自動更新をオフにして、通知メッセージを非表示に設定することで快適な動作が得られ、目障りなアップデートの警告からも開放されます。当然、処理速度を落とすアンチウイルス等のセキュリティソフトは一切入れません。本機はAV機能が目玉なので、付属する関連アプリケーションを最小限インストールしておきました。メーカー製パソコンは添付ソフトがてんこ盛りなので、適当に間引かないと使いづらくなります。不要なものはなるべく入れないのが、古いパソコンを快適に使うための鉄則です。 さて、これで本機も結構使える状態になりました。現在からすればこの上なく低スペックなわけですが、当時の軽いソフトと組み合わせれば、それほどストレスを感じることもありません。余っているPCMCIAの無線LANカードを追加して、設置場所も自由にしましょうか。本機なら文書や簡単なグラフィック処理もこなせるでしょう。FDDも古い環境との橋渡しに使えるので、予備として保管しておくと重宝しそうです。 <補足>
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