■イラスト集 見本帳の活用

●電子書籍の閲覧
イラスト集-Bおよびイラスト集-D1、D2は見本帳の形で電子書籍化されています。これらは現在の電子書籍の主流であるepub(COSMOLIGHTの書籍は最新のepub3にて制作)形式のデータです。従って、本を読むためにはepub3形式をサポートする電子ブックリーダーが必要になります。amazonや楽天koboで購入したデータは、タブレットやスマートフォン等(Androidやi-OS搭載機)で、それぞれが提供するリーダーで閲覧ができます。PCやMacの場合は、amazonが提供するKindle Previewer 3を使うのが簡単です。こちらからダウンロードしてインストールした上でご利用下さい。

このリーダーソフトを起動して電子書籍を開くと、下図のように表示されます。画面左がコントローラー、その右がページサムネイル、画面右がメインとなる書籍の閲覧ページです。メイン表示の左右の三角印をクリックすれば、ページを前後に移動できます。また、サムネイルをスクロールして見たいページをクリックすれば、ダイレクトにそのページがメインに表示されます。コントローラーの下には目次メニューがあり、そこからページを選択する方法もあります。このアプリケーションは、どちらかと言うと制作した電子書籍を確認する目的で作られており、タブレットの他にスマートフォンで見た時の画面もシミュレートしています。高機能ですが、リーダーとしては必ずしも洗練されて使いやすいとは言えません。他にもepubを読むためのリーダーは色々あるので、気に入ったものを利用すれば良いでしょう。ただし、未だ互換性の面で問題があるのか、リーダーによって表示が変わったり、うまく表示されない点が見られます。

●イラストの活用
イラスト集見本帳はただ見るだけでなく、イラストを活用する目的で作られています。例えばPCで上図のように表示されたとすると、右のメイン表示部分のスクリーンショットを撮れば、ビットマップデータとして取り出すことができます。スクリーンショットはフリーウェア等を利用すれば良いですし、Windows7ではSnipping Toolの名でメニューの中にも登録されています。こうしたツールによって切り出したのが下図です。これはイラスト集-D2の最初に掲載されている品目のページです。

更にグラフィックソフトで左のイラストを切り出してみます。イラスト集-D1の物品イラストは、通常のものと劣化したものの2種類を併記しています。実際に利用する場合は目的に合わせて適宜選択して下さい。最終的に得たイラストが下図になります。

これをコピー&ペーストで書類に貼り込めば良いわけです。更にグラフィックソフトの編集機能を使えば、別の形にアレンジすることもできます。例えば、上図でフタをかぶせた状態にしてみたのが下図です。カップ部だけを選択ツールで選択し、コピーしてカップ部分にうまく重ねてペーストただけですが、バリエーションとしては実用的なものとなります。編集ツールで色を付けたり変えたりすれば更に印象も変わるので、ちょっとしたお絵かきの延長としてトライしてみてはいかがでしょう。

単なる一例にしか過ぎませんが、工夫すればアイデア次第で様々な活用ができると思います。